皆さんは「報恩講(ほうおんこう)」とか「開山忌」という言葉を聞いたことがあると思います。宗派によって呼び方も様々ですが、これらは今まで仏法を伝えて下さった御開山様やお祖師様、歴代住職を供養する法要のことです。

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 当山では先々代に当たる四世中興天眞巍童大和尚の祥月命日、10月21日にこの開山忌を毎年修行しています。
 天童寺の開山忌は約40名ものお坊様が集まります。お寺のお参りでこれだけのお坊さんが集まって下さるのはお正月の初参りや大法要、そしてこの開山忌法要だけです。
 開山忌法要は、天童寺の御開山様、大本山永平寺七十世活龍禅戒大和尚始め歴代の住職のご法事を行いますが、それだけではありません。
 檀信徒の皆様のご先祖供養も併せて行われます。これだけのお坊様に拝んでいただける機会は滅多にございません。是非、特別大供養および志納供養をお申し込み下さい。
 お申し込み詳細については同封の申込書をご参照ください。そして、できればお寺に足を運んでいただき実際にご法要に参加され

ることをお勧め致します。
 多くの僧侶が一同に声を合わせて行う読経は聴いているだけで心が落ち着き、大変有り難いお気持ちになることでしょう。

お斎(おとき)もでます

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 本法要では、お参りに来ていただいた皆様に「おとき」をご用意しております。これは、法要にて食事をいただくことです。お寺参りに来て、お寺で食事をいただく事は、世界中で行われています。例えば、タイやスリランカでは托鉢で村を歩いて食料を集め、改めて村人がお寺に集い皆で食事をするという習慣があります。
 お寺でおときをいただき、お坊さんのお話に耳を傾け、厳粛な法要に参列して心を癒すという行いは、ご先祖様のためのご供養になると共にご自身の修行にもなります。一人でも多くの方の御来山を心からお待ち致しております。